【保存版】失敗しない注文住宅の見積比較-スグに使えるエクセルデータ付-

パパさん
家の見積って車と違って会社ごとに違うから比較しづらいなぁ…
ママさん
わたし数字弱いからパパちゃんと比べてね!
そんなキラーパスを笑顔で送ってくる奥さん。
「文系のオレに言うかね」なんて心の声は絶対漏らせないし
さて、どうしたものか・・・
 
住宅会社選びで同じ思いをされている人も多いと思います。
そんな悩みもこれを読めばスッキリ解決です!
オリジナル【会社別比較表】を使って納得の家づくりをしましょう。
今回は、元住宅営業の知識と経験で各社毎のわかりづらい見積比較のツボを解説しちゃいます。
誰でも使えるオリジナル会社別比較表も無料でダウンロードできますのでデータを見ながらもう一度、読むと簡単に比較表が作成できるようになります!

注文住宅の見積書はブラックボックス?

驚愕の事実
まず知っておいてもらいたいコトは
住宅は、各会社ごとに構造・仕様・内容が違って同じフォーマットの見積が無いという事実
そもそも比較するのが難しい(難しくしている?)業界なんです。
例外として設計士が設計してコンペ形式で各社の見積を比較する場合は比較することも可能です。
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見積の比較を難しくしている原因

①同じ間取りが無い

注文住宅は、お客さまの好みを反映しながら土地にあわせたプランを提案するところから始まります。各社、自社の特徴を活かしながら他社との差別化のため色々な提案を作成します。
この段階で同じ間取りは存在せず大原則の大きさも違ってきたりします。

②同じ構法(工法)が無い

例えば木造と一口に言っても在来工法、2×4工法、パネル構法など使う材料、金物などもマチマチです。木材をたくさん使っていれば良いかというと、それも違います。

③性能の差が激しい

同じ30坪の家といっても性能はバラバラ。耐震性能・断熱性能・気密性能・耐久性・防火性など様々な指標で作られているため比較は更に困難になっています。

基本的な住宅の内容だけでもこんな感じです。
たとえば車を選ぶ時なら
メーカー:トヨタ・ホンダ・日産・マツダ
車格:大型車・普通車・軽自動車
スタイル:セダン・クーペ・SUV・スポーツカー
駆動形式:2WD・4DW
安全装置:自動ブレーキ・自動運転・ABS・フルエアバック
こんな感じで選ぶポイントだけでもチェックするでしょ?
車の比較するのに「車」って大きい括りで比較する人は、いませんよね。
つまり比較するには最低限「カテゴリー」くらい知って比較する必要があります。

見積比較する前に確認する4カテゴリー

建物の基本性能と呼べる大切な性能だけでも確認しておきましょう。

このカテゴリーの何を最優先するかは自己判断ですが価格差にも直結する大前提ですので最低限「断熱性能」「耐震性能」「気密性能」「保証期間」の4カテゴリーだけでも知っておいてください。

「断熱性能」

断熱性能は、家の快適性・省エネ化の柱です。初期投資額と暮らしてからかかるエネルギーコストをじっくり考えて基準を決めましょう。コストだけでなく暮らしの快適性や健康にも直結しています。

「耐震性能」

耐震性能は、建築基準法の最低基準が耐震性能1。性能表示では耐震性能1~3まで評価され耐震性能3は耐震性能1の1.5倍の強度を持つ建物です。

「気密性能」

気密性能は、断熱性能とセットで語られることの多い性能値です。C値と呼ばれ換気計画の換気経路を計画的に行うには必要な数値で快適性にも大きく関与します。

「保証期間」

現在法律で10年間のかし担保保険は業者負担でかける必要があります。しかし長期間の返済がある住宅では保証が充実しているほど安心ですよね。無償の保証内容・期間・再延長に必要な費用は確認しておきましょう。

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注文住宅の見積を比較しよう

それでは、会社別見積比較表エクセルデータをダウンロードして比較していきましょう。
※公開期間終了
ダウンロードしファイルを開くとタイトルの○○様邸をご自分の名前に変更してください。
次に一覧表のグリーンのセルは数式が入っておりますので入力が不要です。
【基本性能】は、4つのカテゴリーが入っています。「断熱性能」と「耐震性能」の2つはプルダウンで選択が可能です。
「気密性能」と「保証期間」は、各会社より確認した内容で記入しましょう。
【比較参考】は、参考程度ですが「建物価格の坪単価」と「総建物価格の坪単価」を計算するようになっていますので入力が終わってから確認してみましょう。「延床面積」だけは直接図面を見て入力してください。
【土地】は、不動産会社(住宅会社)からもらった資料で入力を進めます。仲介手数料は計算するようにしてありますが400万円未満の場合は計算式が変わりますので手入力をしてください。
【建物費用】は、住宅会社から出てきた見積を確認して分けながらの入力になります。不明な場合は、白紙の項目をプリントアウトかデータで住宅会社に渡して入力してもらいましょう。
【付帯・オプション工事】も住宅会社に記入してもらうのが間違いないですし、何が入っていて何がオプションなのか明確になります。
【建築計】自動集計で消費税を最終でかけておりますが、税込み表示になっている見積もりがあれば二重にならないように注意してください。
【借入諸経費】借入先の金融機関に確認して入力します。概算という逃げをしながら教えてくれるはずです。
【一般諸経費】住宅会社の営業に確認して入力します。(できれば営業に記入してもらってください)この内容がわからない営業は、チョッと心配です。
【その他】は、新築に関連して購入が予想される項目ですが、その他に必要な費用があればプラスして活用してください。
最終で「総体予算」が計算されますので「借入希望額」との差額が自己資金または不足額(調整額)となります。

注文住宅の見積比較で後悔しない

会社別見積比較表が完成して全体を眺めてみましょう。大事にしたい項目、本当に必要な金額が見えてくると思います。

優先順位は、それぞれの家庭で決めることですが、建ててる途中や後から資金計画が大きく狂って安いつもりがハウスメーカー並みだったなんてことが無いようにしっかりと事前に見積もりをしっかり比べましょう!

契約後の追加は危険

契約後に発生する追加・変更工事は資金計画を大きく狂わせます!原則として契約までに要望は全て入れるようにしましょう。
「あとからじっくり決めれます」なんていう営業トークに乗ってはダメですよ!!

今回の記事がみなさんの家づくりの心配や悩みを楽しいに変えれれば幸いです。
※比較表のサンプルは目安の金額ではありません。イメージ用の金額ですのでご注意ください。
※誤字・計算式の間違いなどありましたら修正してお使いください。なお、不明な点などはコメントでお問い合わせください。
 
 

 

 
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