”失敗しない中古住宅購入”【物件選び】

町中を歩くとチラホラ目にする空き家。都心でも古くからの住宅街に入ると朽ち始めた古家があったりします。
地方都市に行けば更に多く体感的にも多くあるなって思い調べてみると全国には846万戸(※1)の空き家で全住戸に対する空き家の割合は13.6%にも上るそうです!

※1 総務省発表 2018年10月時点の統計資料より

つまり全国に空き家がたくさんある=中古住宅の供給が増える!

さらにリノベーションブームもあり中古住宅のニーズは年々上昇中です。以前は、「予算がない」「即入居したい」などあまり積極的な選択肢でなかった中古住宅もいまは若い人があえて中古住宅を探してリノベーションするケースも増えてきました。

中古住宅のチェックポイント

新築と違って中古住宅は、建物のダメージ状況も建物毎に違っており、なかなか手が出しづらいのも事実です。

そこでチラシやウェブ、電話問い合わせで確認できる中古住宅の基本的なチェックポイントを覚えておきましょう。

チェックポイントは3つ

  1. 新築年数を確認しよう
  2. 退去日
  3. インスペクション(建物状況調査)の有無

それでは、各チェックポイントごとの内容をみてみましょう。

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1.新築年月日

中古住宅のチラシや物件の案内書には、その建物がいつ建てられたかがわかる記載がされています。(もしも記載がなければ直接不動産会社へ問い合わせてみましょう)

そこでチェックする内容は、新築年月。1981年6月1日から新耐震基準が施行されており新耐震基準で建てられた建物かがポイントとなります。
新耐震で建築された建物だから安全というわけでは、一つの基準となります。
また、あとでも説明しますが瑕疵担保保険の加入にも影響してくるので確認しておくべきポイントです。

2.退去日

退去日は、記載されていない場合もありますが不動産会社で確認がすぐとれるはずですので聞いてみてください。
退去日が何故ポイントかというと直近まで生活していた家であれば最低限の生活は、そのままで可能だという一つの目安です。
逆に長い間空き家になっている物件は、さまざまな不安点がでてきます。

  • 給湯器が使えるか
  • 旧排水管に異常は無いか
  • 雨漏れが無いか
  • 外壁やサッシからの異常が無いか
  • 照明器具が使えるか
  • etc

もちろん最終的には、確認する事項ではありますが退去日が近ければあるていど再利用が可能のケースが多いです。

3.インスペクション

最近ようやく聞く機会が増えてきたものの、まだまだ知らいない人も多いのでないでしょうか。
インスペクションとは住宅診断(※2)のことで2018年4月より宅建業法が改訂され取引の際に住宅診断の有無と実施済の場合の説明、インスペクションの説明と業者の紹介と斡旋が義務化されました。

※2.宅建業法では、住宅診断を「建物状況調査」といいます

インスペクションの有無がナゼ大切かというと

  1. 事前に状況を知ることができれば価格交渉も可能
  2. リフォーム費用の目安を作れる
  3. かし担保保険に加入の条件の一つになっている

特に3は、新耐震と合わせてインスペクションを受けて必要な修繕をすると保険の加入が可能となり中古住宅で一番の心配を解消することになります。

まとめ

今注目の中古住宅の購入でまずチェックしてもらいたい3つのポイントを紹介してきましたが、最終的には実際の建物をしっかり調査して購入することが大切です。

すべての中古住宅を精査することは、時間的・費用的に難しいのでまず今回あげた3つのポイントからチェックしましょう。

中古住宅は、新築にはない魅力があり費用も抑えながら自分たちでDIYをしながら作り上げる楽しみもある家づくりです。是非、今回のポイントを押さえて素敵な物件を見つけましょう!

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