決め手は何?わたしたちがハウスメーカーを選んだ理由

「おうちで住まいづくり」

「ネットで家づくり相談」

「リモート家づくり」

「オンライン家づくり相談」

いまやテレビやハウスメーカーのホームページでは人との接触の少ないWebサイトで簡単に家づくりできます的なコマーシャルが多く流されています。

積水 TOP

 

へーベル TOP

 

パナソニックホームズ TOP

 

 

 

さすが大手のハウスメーカー♪自粛中でも安心して家づくりを相談できそうね。
HM営業
はい!お客様が安心していただける万全の体制を整えております。
Webからお気軽にご相談ください。
そうね。ダンナ動かないから私がいろいろ調べて進めなきゃ!
まずは、対面する必要がないWeb相談してみようかな。
そんな軽い気持ちでWeb相談をすると豪華なカタログがソッコー送られてきます。夢に見たアイランドキッチン、広いウッドデッキにお庭でBBQ・・・THEマイホームというイメージに夢がドンドン膨らみます。これは、活動の自粛が緩和されてきたらさっそく予約して展示場に行って実物を見てみようかと思っているあなた!
そのまま家づくりスタートして大丈夫ですか?
家づくりはスタートすると最初のボタンの掛け違いを直すのは大変!!そうなる前に元住宅営業30年の住宅proアドバイザーのたのと一緒にハウスメーカーを選んだ先輩たちの傾向から家づくりの全体像を学んでいきましょう。

ハウスメーカーに決めた先輩たちの傾向

それでは、雑誌HOUSING6月号に掲載された資料を参考にハウスメーカーを依頼先に決めた先輩たちの傾向をみてみましょう。

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ハウスメーカーを決めるための情報収集方法は

住宅依頼先 情報収集先

まず「依頼先を検討するため何を利用して情報収集をした?」という問いにダントツ多かったのが住宅展示場(86.1%)を利用したという意見。実際ハウスメーカーごとに建てた家の現物を見れるのはハウスメーカーの強みですよね。住宅展示場に出店している会社というだけである意味、大手という安心感があります。総合住宅展示場は、ほぼハウスメーカーの出店が多くパワービルダーが残り1~2割という感じです。

次にくるのが各社のWebサイトと各社のカタログとなっており、ある程度ハウスメーカーに絞って情報収集をおこなっていることがわかります。

ハウスメーカーの展示場で何をチェックする

それでは、約9割近い人が情報収集に利用した住宅展示場では、どんなことに注目してチェックしてきたのでしょうか。

住宅展示場 チェックポイント

展示場でチェックしてきた項目のトップは、ナント⁉「耐震性」でした。最近は、地震や台風・水害など自然災害が多発していてシェルターとしての安心を求める傾向なのか、ブランドに品質の高さを重ね合わせる日本人独自の感覚なのか以外でした。
ナゼ以外かというと、耐震性は、必要な(安心できる)耐震の設計がされればどこも一定の性能は確保することができるからなんです。特許を持つような特殊な構法や制振装置以外は、同等の性能はビルダー、工務店にも問題なく施工可能です。

同じく性能的な項目でみると「気密・断熱性」「耐火性」がチェックポイントとしてあげられています。誤解を恐れず言うと初めて住宅展示場に行って営業の説明とカタログやカットサンプルでこれらを比較するのは、たぶん家づくり初心者では無理です。本気でこれらの項目を重要視するのなら事前の勉強は必須です!逆に勉強してから行くとグレーな営業トークを見抜くことも可能でしょう。

ハウスメーカーを決めるときに重視したもの

依頼先 重視ポイント

「会社が信頼できるか」「地震などの災害に強いか」「アフターサービスが充実しているか」この三項目で45.2%ほぼ半数の方が安心にウェイトを置いてハウスメーカーを選んでいることがわかります。

同時に、展示場でのチェックポイントで3番目、重視したポイントでも3番目に「営業担当者の対応」が入っているのに元住宅営業としては嬉しさを感じたりしちゃいます。また、このことは逆に性能だけではハウスメーカーを決めれなかったことともとらえることができます。

 

そして面白いのが展示場では、6番目に重視していたはずの「気密・断熱性」が依頼先を決めるときにはキレイに無くなっていること。(設問の段階で省かれていたとも想定されますが)ハウスメーカーのカタログをみてるとどこのハウスメーカーを選んでもハウスメーカーなら一定以上の性能はあると思って(思い込まされ)関心がなくなるんですかねぇ~。

特に気密については、ハウスメーカーで数値を表記しているのは一条工務店ぐらいで、あとは高気密・高断熱という言葉だけのイメージ戦略に近い状態です。ハウスメーカーは断熱材がグラスウールの会社が多いので本来は、しっかりと気密・防湿を語れないと嘘ともいえます。

みんなが選んでるハウスメーカーだから安心?

全国展開しているハウスメーカーなら「外れがないハズ」「外れも少ないハズ」「私に外れは当たらないハズ」そんな曖昧なイメージで考えている方は要注意!!こんなハズでなかったってならないようにしましょう。ちなみにみんなが選んでいると思っているハウスメーカーでもシェアでいえばハウスメーカーすべて合わせても26%で決して独占的な状況ではありません。むしろ大多数の人はハウスメーカー以外で建てているんです。

住宅 シェア

もちろんハウスメーカーの良さもたくさんあります。今回のようなリモートでの対応の環境整備、住宅展示場による体験の場の創出、施工の品質管理、オリジナル商材、長期の保証や提携住宅ローン、火災保険、諸手続きの代行などこれらをメリットと考えてハウスメーカーを選ぶことも間違いではありません。《ハウスメーカーの保証やメンテナンス比較》

また、ハウスメーカーといっても各社特徴がありますので自分の望んでいることに合致したハウスメーカーがみつかれば最良の縁ですので自信をもって進めてください。

ハウスメーカーに絞る前に

家づくりで最初にやるべきことは1つ!

『何を実現するために家を建てるのか』

基本の「キ」でありながら以外にこの部分をふんわりさせたまま家づくりに入る人が多いんです。家づくりの動機は人それぞれで正解はありませんので家族一人一枚ずつ紙を渡して自由に書き出していきましょう。

何個でも構いません思いつくだけ書いてください。それが終わったら各自その要望に優先順位をつけていきましょう。家族の分がでればご主人のベスト5、奥様のベスト5など個人的な優先順位ランキングを決めて家族全員で出し合ったランキングをもとに家族全体のランキングもつくってください。

これができれば家づくりの道しるべができたも同じです。ランキングをもとに資料を集めたり、ネットで調べたりして自分たちだけのオリジナルバイブルをもって家づくりの大航海に漕ぎ出しましょう!

ハウスメーカー以外でも希望をかなえられる会社がきっとあります。希望をかなえられそうな会社をピックアップしたら2~3社程度で打ち合わせを重ね家づくりのパートナーを決定します。

そこには、きっと重視するポイント3番目の営業担当者が大きく影響してくると思いますよ。

《家づくりの依頼先に迷ったら》
《工務店選びに迷ったら》

『家族の意見が合わないとき』
『営業の甘いトークに迷ったとき』
『予算の調整が必要になったとき』

我が家の家づくりバイブルを見直せば迷うことなく素敵なマイホームへとたどり着くでしょう。

 

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