ずっと暮らす家。だからこそ地元密着の工務店にお願いしたいと思っている方も多いと思います。
ところが工務店ってどう選んで良いかわからない。
そんな気持ちから一歩踏み出せなくて安心できるハウスメーカーにしようと思っているアナタ!
これを読んでもう一度工務店をチェックしてみてください。
工務店選びで失敗しない2つのポイント
1.工務店の施工例をみる
ハウスメーカーと違い商品としてのカタログやパンフレット・標準仕様書などが整備されていない場合が多いので、まずは施工事例を見せてもらいましょう。
また、タイミングがあえば実際の完成した建物もみせてもらいましょう。
工務店のセンス、家づくりのコンセプト、大事にしているポリシーなど感じることができるでしょう。
2.工務店の施工中の現場をみる
打ち合わせを進める前に工務店の施工中の現場を見に行きましょう。
現場を見ればその会社の品質や管理体制がよくわかります。
・違法駐車をしていないか(周辺への配慮)
・場内の禁煙が徹底されているか(衛生管理)
・仮設トイレ(清掃状態、設置位置が迷惑になっていないか)
・現場内の工具、材料が整理されているか(安全・品質管理)
・断熱、気密施工が正しくされているか(施工品質)
・職人さんの挨拶など取り組み姿勢(現場教育がされているか)
工務店を選ぶメリット
・地域特性を活かした家づくり
日本列島は縦に長く地域により都市部、地方部、海岸沿岸部、平野部、山間部といった地理特性のほか寒冷地、温暖地、多雪地、風の強い地域など気象特性、地域に根付いた文化的背景など様々な家づくりの特性が存在しています。
地域の工務店の多くは、地元の特性に合わせた家づくりを得意としています。
また、地域の自治体独自の補助金の情報などももっており、地元の材木や瓦など利用した地産地消を得意とした工務店も多くあります。
地元の木の香りに包まれた暮らしなんて想像しただけでワクワクしてきます♪
・工務店で叶える個性豊かな家づくり
工務店ごとに家づくりの個性がありこだわりが強い。例えば断熱ひとつとっても外断熱・内断熱の工法の違いから断熱材もグラスウール、ウレタン吹付、セルロースファイバー・・素材も多種多様です。
また、地元の材木にこだわり木材をふんだんに使った家づくりや薪ストーブのある家など特徴のある家づくりが得意です。
・工務店ならフルオーダーも可能
キッチンは憧れのトーヨーキッチンで浴室はテレビで見たTOTOのユニットバス、トイレはLIXILのサティスが良いな。そんな雑誌やインスタで見つけた夢の機器を使う事が可能です。
もちろんネットで見つけたかわいい照明器具を使うなんてこともできます。
工務店のデメリット
・建物の品質にバラツキがある
工法、建材、設備機器が統一されていないことがあり施工管理者、施工業者により建物の品質にバラツキが発生する。
新しいモノへの取り組みが早いが施工マニュアルが整備されていないケースもある。
・トータルデザインに劣る
間取りやデザインが設計士や担当によりまちまちになりがち。フルオーダーの弊害で統一したデザイン提案が苦手なケースがある。
デザイン性もハウスメーカーと比べると旧来の伝統的なデザインにとらわれている場合が多い。
・保証内容や期間が必要最小限
長い期間生活する家。だから安心も大事なポイントです。一般に工務店で対応している保証は、地盤保証、シロアリ補償、かし担保保険が一般的で最低限義務付けられている内容です。
着工から完成までを保証する完成保証、完成後の保証を長期間保証する長期保証などは、ハウスメーカーなどの充実した内容からみると貧弱な場合が多い。
”工務店選び” まとめ
工務店はハウスメーカーのような住宅品質の均一化、カタログなどでの性能比較が難しいのでまずは、ホームページなどで目星をつけおおまかな絞り込みをしたうえで工務店に連絡をして実際の建物をみて検討を進めましょう。
また、工務店ほど個人スキルにバラツキがあるので担当者を見極めることも大切なポイントとなります。
工務店は地域特性を活かした個性的な家づくりが得意です、自分がどんな家に住みたいかがハッキリしていれば有力な選択肢になります。
そして一般的にハウスメーカーと比べるとコスト面が優れている場合もありますがこだわりをもった家づくりをする場合思ったよりコストがかかり場合もありますので注意が必要です。