例えばぁ~こんな感じとか・・
いま提案されてるの全然違うくない?
何とかして!!
1.形状をシンプルにまとめる
2.引き算で要素を絞る
1.形状をシンプルにまとめる
それではメガソフトさんのマイホームデザイナーPRO9を使ってシミュレートしていきましょう。
まずは間取り検索機能を使って条件を入力。今回は、北道路・35坪以下・二階建てで検索。
とりあえず敷地も入っていた「N28」をチョイス。中の間取りの善し悪しは置いといて外観は、こんな感じ。
①陸屋根(平らな屋根)
②片流れ(南に向かって下がる流れ)
③片流れ+パラペット(袖壁で屋根を隠す)
④切妻屋根で南北に屋根を流す
寄棟から片流れに変更してみる。
屋根型を変えると随分印象が変わってきますね。
次に建物の中間にある幕板を外します。(本来は、次の引き算の内容ですが作業手順の関係でここで外します)
アウトラインは、だいぶスッキリしてきました。寄棟の屋根が乗っかった建売チックな外観からスクウェアなシルエットでモダンな感じもしてきましたが、まだまだモッサリとしたダサさもまだあります。
2.引き算で要素を絞る
ここからは、外観を構成する要素をできるだけ減らしてモダン化に磨きをかけていきましょう。
元々のプランでは、狙っての演出なのか玄関が正面からチラ見えの状態でした。
外観を構成する要素は出来るだけ簡略化していくとモダンなスタイルになるので玄関ポーチの袖壁のボリュームを増してみます。
ただの壁って魅力的ですよね!白いキャンパスが出現って感じ。
次の引き算は、窓のボリュームと窓にあった色を引いていきます!
窓のボリューム感を減らし、高さ・位置を揃えると家の顔がガラッとかわります。
更に、何色か混在していた色彩を外壁色とそれ以外の屋根・サッシ・板金の色彩を統一。
ここまでで間取りは変更してないですが、かなり最初のプランから見ると外観はモダンへと劇的に変わりました。
ただ、チョッと無機質的過ぎるかも・・
モダンな外観で無機質的過ぎた場合の対処方法
シンプルな形状や色彩を制限していくと無機質っぽくなって冷たさを感じるケースもあります。
そんな時は、チョッとした工夫で解消することができます。
ボリューム感のある壁面をうまく使って家に表情をつけていきましょう。
たとえば、同系色で素材を変えるコトも一つの方法です。今回のパースでは正面の壁を左官仕上げにしてみました。
こうすることで素朴な温かみをプラスすることができます。
もっと素材感を出したい方は、コンクリート打ちっぱなしや無垢板の外壁なども良いでしょう。
いかがだったでしょうか?
外観をモダンな感じにするためには
1.形状をシンプルにまとめる
2.引き算で要素を絞る
たったこれだけでした。もちろんプランからしっかり考えればもっと素敵な外観を作ることは可能でしょう。
プラン先行や規格プランを使ったとしても間取りを変更しなくてもここまで外観を変えることは可能です!
あきらめずに自分らしい個性的な家を手に入れてみませんか。
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