”失敗しない家づくり”【依頼先の選び方】

『そうだ!家を建てよう!!』

そんな人生の転換期をむかえた時あなたは先ず何から始めますか?

じっくりWebや専門誌を読んでしっかり予習してからスタートしますか?

それとも、とりあえず総合展示場に行ってから考えてみようと行動に移すタイプですか?

どちらも悪くないですが家づくりを成功させるなら、まず家づくりの依頼先を知ることから始めましょう!

家づくりの依頼先は大きく分けて3つ

家づくりの依頼先、選び方を間違えると人生が大きく変わってしまうってホントなんです!

それは、家づくりが会社によって千差万別だからです。

自分に合わない会社を選んでしまうと家づくりそのものが苦痛になってしまうこともありますので正しく知って自分にあった会社を選びましょう。

大きく分けて家づくりの依頼先は3つ。

  1. ハウスメーカー
  2. 工務店
  3. 設計事務所

各依頼先によって得意・不得意があり、それを理解することで後から「そんな頼み方もあったのか⁉」なんていう後悔を減らすことができます。

それでは、主な比較項目毎に3段階評価でみてみましょう。

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1.ハウスメーカー

みなさんご存じハウスメーカー、代表的な会社は「積水ハウス」「一条工務店」「セキスイハイム」「へーベルハウス」「タマホーム」などまさにメジャーな存在。

全国展開された住宅会社で住宅の総合展示場に出展しているので家づくりのスタートに目にすることも多いと思います。

住宅雑誌には必ず登場するのでどんな家を建てるのかはイメージしやすいでしょう。

ちなみに一条工務店は、工務店と名乗っていますが地場の工務店とかではありません。

 

融資などサポート体制 ★★★
自社・提携ローンなど取扱いも多く借入担当者やFPを持った営業もいてスムーズ

不動産サポート    ★★
自社分譲地など新興住宅地に強い。住宅団地の一団が○○ハウスなんてことも多い

デザイン       ★★
商品ごとにデザインテーマを設定。充実したカタログ・展示場で確認できる

プランニング     ★★
注文住宅から規格住宅までラインナップ。商品の中から施主のイメージに近いタイプをベースにアレンジ

コスト        
総合的なサービスが充実しており全体的にコストは高め(ローコストメーカーは除く)

アフターサービス   ★★★
別会社への委託となるが長期メンテナンスも対応し有料で延長制度もあり

向いているタイプ 
全体的にバランス良く住宅の性能・メンテナンス・会社の信頼度もあわせ安心感を求める方にお勧め
プランの打ち合わせも短期間で終わるため効率の良い家づくりができます

ハウスメーカーのメンテナンスに関しては

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2.工務店

地元に密着して限定したエリアで住宅を建てている会社で地域に根差した建築提案が得意。

一般的に木造軸組み工法といわれる住宅を得意とする会社が多い。

融資などサポート体制 ★★
基本的なサポートは、あるが個人のスキルでバラつきがある
ケースによってはお客さまが全て段取りする場合も

不動産サポート    ★★
地元不動産とのネットワークがあり、特定のエリアで強い

デザイン       
デザインに一貫性がなく工務店ごとに得意なパターンがある

プランニング     ★★
基本的に注文住宅が多く、設計の自由度は高い
担当の能力により提案レベルに差がある

コスト        ★★★
コストに合わせた提案をすることが可能

アフターサービス   ★★
自社でメンテナンス対応。修繕コストも比較的安め

向いているタイプ 
会社の個性と合えば満足度が高くなる。救急対応も早い
お客さまの熱量で良くも悪くもなる場合があります

工務店について詳しく知りたい方は《失敗しない家づくり【工務店選び】》をご覧ください。

3.設計事務所

設計事務所は設計業務が中心で施工については提携の工務店が担当する家づくりになります。

設計士の個性が家のデザインに大きく反映され自分と感性の合う設計士と出会うと個性的な家づくりが可能となります。

融資などサポート体制 
サポートがあっても取扱い例が少なく施主がメインで進む

不動産サポート    
土地の斡旋は弱いが土地の活かし方の提案が豊富

デザイン       ★★★
豊富な知識と高いデザイン性が特徴

プランニング     ★★★
施主の潜在ニーズをくみ取り想像以上の手案も

コスト        ★★
コストに合わせた提案も可能だがアーティスティックな設計士は要注意

アフターサービス   
基本的に業者手配による対応のため時間がかかることも

向いているタイプ 
自分たちの好みや土地の個性を活かした作品的な建築を求めるタイプにお勧め
逆に構造・断熱に重きを置いた設計士もいるため設計士の見極めがポイント
じっくり設計士と家づくりを向き合う強い思いが必要

住宅の依頼先 まとめ

上記で大まかなタイプを3つに分けましたが、もちろんこの内容は一般的なイメージを掴むためのもので実際は各社によって変わります。

  ハウスメーカー 工務店 設計事務所
融資などサポート体制 ★★★ ★★
不動産サポート ★★ ★★ ★★
デザイン ★★ ★★★
プランニング  ★★ ★★ ★★★
コスト  ★★★ ★★
アフターサービス ★★★ ★★
向いているタイプ 全体的にバランス良く住宅の性能・メンテナンス・会社の信頼度もあわせ安心感を求める方にお勧め
プランの打ち合わせも短期間で終わるため効率の良い家づくりができます
会社の個性と合えば満足度が高くなる。救急対応も早い
お客さまの熱量で良くも悪くもなる場合があります
自分たちの好みや土地の個性を活かした作品的な建築を求めるタイプにお勧め
逆に構造・断熱に重きを置いた設計士もいるため設計士の見極めがポイント
じっくり設計士と家づくりを向き合う強い思いが必要

今回の記事でタイプ毎のイメージを掴み実際の建物を見たり、相談に行って自分にぴったりの会社を選んで楽しい家づくりを始めましょう!

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